今年の冬に、珍しく風邪をひいて咳き込んで大変でした。一応病院に行きコロナ、インフルエンザの検査をしましたが、陰性でしたので風邪をひいたとの診断でした。
風邪のせいで筋肉痛から首が痛く寝起きが不自由となり、右手の肘の下が寝ていても痛くどうしたものかと思っていました。
借金で首が回らなくなったのか、首の痛さは首だけに曖(おくび)にも出さないでいたが、その後、右手の薬指、小指に力が入らず、筆記の筆記具、箸がうまく使えず難儀しました。 
 ヤクザが小指を詰めるのは、拳銃の握り、刀の柄を握る力が半減するので大事なものを相手に差し出すほどの深い反省することを意味するとのことからです。

もしもの事と思い、動脈硬化の血管のつまりが原因では大変と思い、銀座の健康院のドックで、血液検査、脳梗塞、心筋梗塞、心電図、超音波、MRIとオールキャストの検査をいたしました。
その後、整形外科医院に診察してもらったら、MRIの検査から頚椎の変形から歪んで、神経が圧迫されて、薬指、小指に痺れ、力が入らないことが判明しましたが、私の予想通りでした。握力計でも、右に握力がなく、鉄棒でぶら下がっても右腕に力がなく、耐久力がありません。

話題の大谷翔平は、右肘の手術がクローズアップされていますが、私も右肘が痛くて手術をしなければならないかなと、大物ぶったりするほどの事ではありません。

私の卒業論文の題は「サルが人間になるについての労働の役割」とエンゲルスの書かれたエッセイを参考にしたものでしたが、親指が器用に使えるのはホモサピエンスという人間だけです。類人猿は親指が器用に使用することはできません。手の指の器用さが、生産手段としての道具を作れたことが、脳の発達を促してサルから人間に進化したという内容です。

枝にぶら下がりから、二足歩行、滑り止めから指紋があるのは類人猿、人間だけです。

五本の指は、類人猿からホモサピエンスの進化では、大きな要素であると考えており、右手が不自由ではこれから大変である痛感する同時に人間の体は宇宙であると実感しました。
なぜ手の指が五本、足の指が五本、五臓と5の単位かというと、陰陽五行説といって宇宙の木星、火星、土星、金星、水星と繋がっているという説です。陰陽五行説での季節では春、夏、土用、秋、冬、方向では東、南、中、西、北です。
人体の五大元素では、地、水、火、風、空で、地=固い=骨、水=液体=血、火=熱=体温、風=気体=呼吸、空=変化=体形となり、これが墓石の五輪塔で、下から地=方形、水=円形、火=三角形、風=半円形、空=宝珠という人を表現しているとの事です。

陰陽五行説での五臓でいうと、木星=肝臓=青緑、 火星=心臓=赤、 土星=脾臓=黄色、 金星=肺臓=白、 水星=腎臓=黒と繋がっているという説です。
多分、陰は月、陽は太陽と一週間は日曜日(太陽)、月曜日(月)、火曜日(火星)、水曜日(水星)、木曜日(木星)、金曜日(金星)、土曜日(土星)となっているのかな。

競馬の枠でいうと1番枠は白、2番枠は黒、3番枠は赤、4番枠は青、5番枠は黄色となり、相撲での土俵上は白房、黒房、赤房、青房は緑色、黄房と垂れ下がっています。黄房は土俵に埋まっているとの事です。

大相撲春場所では尊富士が、千秋楽に怪我を押して勝っての大阪場所での優勝でしたが、新入幕での優勝の快挙は110年振りとすごい記録です。

インドでは、食事をするのは右手、尻を拭くのは左手です。仏教の世界では右向きは仏、左向きは衆生を見ているとされる。

私の右に出るもの者はいないからか、且つ又右腕になる者がいないから、右手に支障をきたしているかは不明です(笑)。思想が左翼から、右翼に転換したから、右手に支障をきたしたのかは不明です(笑)。

右から左に受け流すことなく、右も左もわからないということもないような余生にしたいものです。
人生も、仕事も右肩上がりが理想であり恙無くいきたいものです。

令和6年3月31日
小関勝紀