令和7年度年末の「有馬記念」は特別な人気
私は、毎年12月末中山競馬場で開催される有馬記念の観戦で一年が終わります。
今年はテレビドラマの「ロイヤルファミリー」の人気で、「有馬記念」は、すごい人気となりました。
このドラマには人気騎手の坂井瑠星、ルメールが出演したことでも人気になりました。
今年は坂井瑠星騎乗でのフォーエバーヤング号のアメリカでのブリダーズカップの優勝した偉業は快挙でした。馬主、調教師、騎手、厩務員等の関係者は大変な苦労したものと推測します。

このロイヤルファミリーでのドラマと、実際の違いは、
第一にジョツキーの勝負服ではオレンジ色が使用できないが、着用していました。
第二にJRAの馬主になるための条件がドラマのセリフでは、二年間の所得税の課税所得が1700万以上と、所有財産が7000万以上と言われていたが、現在は課税所得2000万以上、所有財産1億以上と改正されましたが、以前の基準に戻りました。
財産の1億の基準は、親からの相続で取得できる人はありますが、課税所得の2000万円は所得税・住民税を支払う事となりますので馬主になるにはハードルが高いものです。
第三に競馬場内には、特別な開催行事がなければ、入場はできませんが朝早く馬場に入場して朝焼けを見ていたシーンがありました。
第四に、浦河町にあるBTCでは、ダートの平地で調教しますが、芝があっても坂路のデコボコの山を調教することはありません。
第五に、G1レースのパドックの中央には、中に関係者が入場できる人数は4人までと制限され指定場所は馬番の印に集合する規制がありますが、関係者が複数入場して指定場所以外で集合していました。
まだまだ、気になったセリフ、シーンはありますが、ドラマですのでこのくらいの話題にします。
感動したセリフに、「馬主は馬の血統を守り続ける義務があるのだ」という言葉でした。
日本では「馬は友であり、家族である」という考え方をする思想があり、ビジネスの世界の「経済動物」ではないのですが、馬主の世界は経済動物として賞金稼ぎを主たる目的にしていることも事実です。
今年メイショウの冠名の聖人といわれている松本好雄オーナーが亡くなりましたが,馬主としての2000勝目のあと一勝目がなかなか実現できませんでしたが、やっと一勝した一週間後に亡くなったのも偶然なドラマでした。
松本好雄オーナーのことばに「人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる」がありますが、関係者の生産牧場、育成牧場、調教師、騎手、厩務員等と馬も人も大事な人なのです。

有馬記念は日本中央競馬会歴代二代目理事長の有馬頼寧氏の名前から、又安田記念は初代の安田伊左衛門氏の名前からのレース名です。
サラブレッドは皆、5代先までの血統が表現されており、血統書のない馬はレースに出走は出来ません。
因みにすべてが繋がるサラブレッドの三大始祖と言われる馬は、ダーレーアラビアン、ゴルドフィンアラビアン、バリアリータークといわれています。
また、首にマイクロチップが埋め込まれていますが、馬房に入厩前、レース前に登録した馬かを人違いならぬ、馬違いしないようにチエックされています。
血統書は、目、額、毛色、脚、尾と特徴が漢字で独特の表現があります。
毛色でいうと白毛、芦毛、青鹿毛、黒鹿毛、鹿毛、栗毛、栃栗毛等とあります。
因みにジオパーククラウンの「血統登録証明書」の馬の特徴の記載は
特徴  流星断鼻梁小白鼻梁鼻白・珠目上・初地・後二白です。
ジオパークムーンの「血統登録証明書」の馬の特徴の記載は
特徴  流星鼻梁白鼻大白鼻大白・珠目正・右髪中・波分・右前長白・左後半白
と大変関係者しか理解できない記載方法です。

JRAの出走馬は、レースに出走する10日前に調教師の馬房に入厩して調教しなければなりません。新馬戦にデビューする場合には20日前です。
地方競馬の大井競馬場は東京都が運営していますが、美濃部都知事の時に廃止すると打ち出しましたが、左翼思想の経済学者には、経済の原理が分かっていないと憤慨したものです。
老人の医療費、交通機関を無料としたら、誰でも当選します。若者に派遣村を作って生活保護を受けさせる等の政策はどうなのかと疑問をもちます。都知事の話から逸脱してしまいました。
馬主、騎手、調教師、厩務員、馴致、獣医、騎乗訓練する者、生産牧場、競馬場の職員、育成牧場、競馬場に携さわっている者、競馬学校関係者、飼い葉・餌・薬等を売買している者、馬匹業者(運送車両)、セリ開催者、生産牧場への融資している農協の職員、馬房、柵、土地改良して牧草を栽培、競馬場の建設、建物のメンテナンス、馬場のメンテナンス、開催日警備、馬券の売買、馬券のコンピーター関係の開発者・メンテナンスする者、勝負服を縫製、報道関係者のテレビ、ラジオ、スポーツ新聞、競馬新聞、月刊誌等に携わる者、ゲームソフト会社、最後に馬券購入・投票して損している者です。
籠に乗る人、担ぐ人、その草鞋(わらじ)を作る人、その籠を見る人から世の中は成り立っています。
JRAでは、騎手の勝負服で認められない色は、ヘルメットの色と紛らわしいので朱色、橙色、金色、銀色です。また、柄ではハートマークも認められません。

今年トルコでは、日本のビクトワールピサ号が種牡馬として輸出して誕生した子たちが、ダービー、オークスを制覇したとして話題になっています。
イギリスでは、多頭数所有しているエリザベス女王でさえ、ダービーオーナーになれないのです。
日本では総理大臣になるよりダービーオーナーになる方が、難しいという洒落があります。
馬主も所得税、法人税、消費税の税金の申告をしなければなりませんが、その申告書を作成する事を生業としている、税理士、会計士もいます。
また言いますが、私は会計士会のビール飲み、短足、薄毛の、シミだらけのサラブレッドです。違います、会計士会の道産子(農耕する馬)でした。まだまだ馬力だけはありますよ。

令和8年1月1日元旦午年(うま年)丙午(ひのえうま)
小関勝紀